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肺炎とはどのような病気なのでしょうか?
肺炎は、主に細菌、ウイルスなどの病原体によって肺が炎症を起こす病気です。感染性肺炎(細菌性、ウイルス性、真菌性)と非感染性肺炎(薬剤性、アレルギー性)があり、前者が一般的です。
感染性肺炎は、呼吸によって病原体が侵入し、通常は排除されますが、風邪で喉が炎症を起こすと、病原体が肺に入り炎症を引き起こします。肺炎は日本では死亡原因第4位で、高齢者の罹患率・死亡率が高く、特に90歳以上では死亡原因第1位です。高齢者や免疫力が低下している方は、病状が急悪化し危険な状態になるおそれがあるため、入院治療が安全です。糖尿病、心臓病、脳血管障害、腎臓病、肝臓病などの慢性疾患のある人も、免疫力が低下しているため要注意しましょう!
このような症状には要注意
- 風邪症状が長引いている
- 咳や痰が増加してきた
- 痰の色が白色から黄色や赤サビ色に変化してきた
- 突然、悪寒とともに高熱(38~39℃)が3~4日以上続いている
- 速くて浅い呼吸になっている
- 呼吸困難を感じる
- 胸痛(稀に)
少しでも症状が見られる場合は、早めに受診されることをお勧めします。
肺炎の検査や治療
通常肺炎の検査は、胸部レントゲン、血液検査、喀痰検査、尿検査を行います。当クリニックでは、それに加え座ったまま受けていただけるCT機器による精密な検査が可能ですので、より正確に診断が可能です。また血液検査もその場で結果がわかりますので、ご来院いただいた当日に総合的に判断し早期に適切な治療が開始できます。
治療方法
細菌性肺炎の場合には、抗菌薬(点滴、または内服薬)にて治療を行います。病状を判断し、入院治療が必要と判断された場合には速やかに専門医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。
生活上の注意
様々な病気、特に肺炎から身を守るためには、日常生活で基本的な対策を行うことが重要です。外出後はうがいや手洗いを徹底し、天気の良い日には外で日光を浴びたり適度な運動をしたりしましょう。清潔な体を保つためにも入浴が大切です。さらに、肺炎球菌ワクチンの接種も効果的です。当クリニックでは肺炎球菌ワクチンが受けられますので、お気軽にお問い合わせください。
予防接種(定期接種)費用の一部助成について
西宮市にお住まいの高齢者には、肺炎球菌ワクチンの予防接種(定期接種)費用の一部を助成する制度があります。
対象
- 23価肺炎球菌ワクチンをこれまで1度も接種したことがない
- 当年度で、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、100歳になる方
- 60~64歳の方でも日常生活がかなり制限される障害(心臓、腎臓、呼吸器)がある方
- ヒト免疫不全ウイルスによって免疫機能が障害され、日常生活に支障をきたしている方
など
詳細については、西宮市の公式ホームページをご覧ください。
肺炎球菌ワクチンの定期接種の対象外の方でも接種は可能です
肺炎球菌ワクチンの定期接種の対象外の方でも接種自体は可能です(全額自己負担)。再接種を希望される方で前回の接種から5年未満という場合は、接種部位に強い痛みが出ることがありますので、その場合は5年以上の間隔を空けるようにしてください。当クリニックでも接種が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。