内視鏡検査(胃カメラ)

一般的には胃カメラと呼ばれることが多いですが、正式には上部消化管内視鏡検査と言います。胃カメラではCCDが搭載された細長いスコープを口もしくは鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸まで観察できます。逆流性食道炎や胃がんの診断、ポリープの観察、胃十二指腸潰瘍の診断に有用です。以前は胃透視検査(バリウム検査)がよく施行されておりましたが、近頃は健康診断や人間ドックでも広く行われるようになりました。当院にも腹部ドックとして内視鏡を用いた人間ドックがございますので、是非ご利用ください。

当院は最新式のカメラシステム(光源:EVIS X1,スコープ:GIF-1200N)を導入し、きれいな画像で負担の少ない検査を受けて頂けます。

また、西宮市で10月より開始します「対策型胃がん健診」にも対応しております。検査をご検討されておられる方は是非ご相談ください。但し、西宮市では「対策型胃がん健診」は鎮静下での検査が認められておりませんのでご了承ください。(通常の検査、腹部ドックなどは鎮静下での検査は可能です)

上部消化管内視鏡検査が勧められる方(例)

  • 胃痛や胃もたれがする
  • 吐き気
  • 胸やけ
  • のどの痛み
  • 食欲不振
  • 下痢を繰り返す
  • ゲップが良く出る
  • 顔色が悪い
  • 急激な体重減少
  • 黒色便が出た
  • など

上部消化管内視鏡で見つかるとされる主な疾患

  • 逆流性食道炎
  • カンジダ性食道炎
  • 食道がん
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 胃潰瘍
  • 萎縮性胃炎
  • 胃がん
  • 悪性リンパ腫
  • 十二指腸炎、びらん
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸ポリープ
  • 粘膜下腫瘍
  • など

経鼻、経口両方に対応

当院の内視鏡は経口(口から挿入)と経鼻(鼻から挿入)のどちらからの挿入にも対応しております。
カメラのスコープ径も約5mm程度と非常に細いものを採用しております。

経鼻での検査は、口からの挿入に比べ喉の奥での嘔吐反射(えずき)が少ないため、「オエッ」となる苦痛は軽減されます。ただし、鼻腔をスコープが通りますので、鼻腔の狭い方は挿入ができなかったり、鼻腔での疼痛を伴うことがあります。(事前に細いチューブを挿入してスコープの通りやすさを確認します)

経口での検査では、嘔吐反射は伴うことがありますが、当院では経鼻と同じ径の細いスコープを用いて検査を行いますので、以前と比べて嘔吐反射は軽減しております。

どちらの検査においても、鎮静下(ウトウトしながら)での検査も対応しております。ご希望の際は事前にお伝え下さい。
☆西宮市によります「対策型胃がん健診」においては鎮静下での検査が認められておりませんのでご了承ください。

鎮静下での検査をご希望される方は以下の点についてご注意ください。

  • 検査後も軽度鎮静が残りますので、車・バイク・自転車などでの来院はお控えください。
  • 検査後しばらくはリカバリーチェアで安静にして頂きます。
  • 鎮静によって軽度呼吸が浅くなる場合があります。その際には酸素投与を行います。(鎮静効果の減弱に伴い改善します)

検査を受ける際の注意点

胃カメラの検査を希望される方は、まず日時を予約し、経鼻と経口どちらの内視鏡で受けるかを決めます。また、常用薬のある方は事前に医師へお伝えください。なお食事は検査の8時間前からは控えるようにしてください。(水・茶などの飲水は1時間前まではお摂り頂いてけっこうです)
☆検査説明時に、食事および内服の説明を行いますので、不明点はスタッフにご相談ください。

1. 消泡剤を飲む
胃内で発生する泡を除去するべく、消泡剤を服用していきます。
2.麻酔を使用
経鼻内視鏡は鼻腔、経口内視鏡は咽頭に麻酔をかけます。
3.内視鏡を挿入
鎮静剤(セデーション)を投与する場合は、挿入前に行います。挿入時は、体の左側を下にして検査台で横になります。
4.胃内などを観察
主に食道、胃、十二指腸などの内壁を観察していきます。経口内視鏡では口の中に唾液が溜まるようになりますが、飲み込まずに外へ流し出すようにしてください。また経鼻内視鏡の場合は、口呼吸が可能ですので、検査中に質問や違和感があれば医師との会話も可能です。
5.検査終了
観察のみであれば5分程度で終了します。身支度を整えた後、少し院内でお休みください。
※リカバリーチェアがございますので、ゆっくりとお休みください。

検査後の注意点

検査後もいくつか注意点があります。胃カメラを受けることが決まったら、あらかじめ説明を受けますが、以下のことを守るようにしてください。

  • 鎮静をご希望される方は、検査当日のご自身の運転(車、バイク、自転車)による来院はやめてください。
  • 飲食につきましては、検査が終了してから1時間後よりお摂り頂いて結構です。
    (検査直後は喉の麻酔が効いており、ムセ・誤嚥のリスクがあります)
  • 検査当日は、激しい運動は控えます。
  • 鎮静を施行された方、生検(組織検査)をされた方は、激しい運動は控え、当日の入浴はシャワー程度にとどめておいてください。
    (長時間の入浴は出血を来すことがあります)